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こんばんは、管理人のtoshifumiです。今日はクリスマスですね。キリスト教徒の方達にとっては
生誕祭(降誕祭)であり、多くの日本人にとっては年末のイベントの一つです。
そして、子供達にとっては良い子には夜中にサンタさんがプレゼントを置いていってくれる、とても
楽しみな1日でしょうか。

そこで今回は、サンタクロースのモデルは誰か?について書いてみようと思います。

サンタクロースというと、恰幅の良い豊かなヒゲを蓄え、赤い服を着た優しそうなお爺さん、という
イメージを誰しもが持っているかと思います。
これは長い歴史の中で、その時々の情勢により変化し、現在の形になりました。
では、一体誰がモデルなのか?それともモデルは存在せず、空想の産物なのでしょうか?

サンタクロースのモデルと歴史


結論から言うと、サンタクロースのモデルは実在しており、紀元前270年頃に現在のトルコで生まれた
聖人、聖ニコラウスです。
この聖ニコラウスですが、西暦1200年頃には子どもたちの守護聖人であり、魔法を操り、贈り物を
くれる人として知られていた様です。
代表的な逸話として、
ニコラウスが3人の幼い少女を売春婦の生活から救ったというもの。娘たちが結婚するときの持参金にできるよう、若き日の司教ニコラウスは、借金を抱えた父に3袋の金をこっそりと届けたのだ。
ニコラウスがある宿屋に入ると、宿の主人はたった今3人の少年を殺し、ばらばらにした体を地下のたるに詰めて、塩漬けにしたところだった。司教はこの犯罪に気付いただけでなく、犠牲者たちを生き返らせた。 
引用:ナショナルジオグラフィック(日本語版サイト)
 上記の様な逸話により、子供達の守護聖人となりました。

その後、西暦1200年から1500年までの間、北欧神話などの神話や欧州の様々な風習と混ざり合い、
贈り物を渡す揺るぎない存在となりました。
しかし、宗教改革により一時的にその姿を消してしまいます。

新しいサンタクロース像


次に聖ニコラウスが登場するのは19世紀前半のアメリカです。当時のアメリカのクリスマスは、
ただのどんちゃん騒ぎと同様であったそうです。
しかし、クリスマスを家族で祝う行事にしようと、何人もの詩人や作家たちが尽力しました。
その結果、復活させられ、人物像を作り直されたのが、子供達の守護聖人出会った聖ニコラウスでした。

この当時、ワシントン・アーヴィングの1809年の著書「ニッカーボッカーのニューヨーク史」や
1821年の作者不詳の挿絵入りの詩「子どもたちのお友だち」、1822年の著書クレメント・クラーク・
ムーアによる「聖ニコラウスの訪問」などにより、現在のサンタクロース像が作り出されました。

こうして実在の聖人、聖ニコラウスがサンタクロースとなりました。

終わりに


今回はサンタクロースについて書いてみました。

クリスマス当日、サンタクロースから聖ニコラウスを調べる形になりましたが、こういった歴史を
調べると思いも寄らない事実が出てきて、面白く感じました。
(フランスでは、1951年にサンタクロースが異端審問にかけられ、有罪となり火刑に処されたと言う
衝撃的な事件もあった様です。)

私が介護施設で介護スタッフとして働いていた頃、クリスマスはただの施設内行事で少し豪華な食事が
入居者さんに提供されるだけのものでした。
正直、当時働いていた施設ではフロアにカレンダーもなく、空調のきいた室内で季節感もなく生活を
していたわけですから、いきなり「クリスマス行事!」とスタッフが張り切っても微妙な気分だった
かもしれません。

もう少し入居者さんに季節感や行事の歴史的な背景を簡単に説明してあげる機会を作ってあげれば
良かった、と今更ながら考えてしまいました。

参考:ナショナルジオグラフィック日本語版サイト